平成二年はとバス入社の観光バスガイド、岸野美歩さん(旧姓:竹村さん)が昨年の秋に同期ガイドの矢島ユカさん(旧姓:左京さん)と京都に二人旅に行った思い出を投稿してくれました。素敵な思い出をつくった旅となった様子が伝わる紀行文です、是非お読みくださいね。
皆さんもどんな内容の文章でも結構ですから、投稿くださいね。投稿方法は、このホームページの<お問合せ>ページをご覧ください。
初めてのふたり旅in京都
昨年11月、私は同期のユカちゃんと京都へ行ってきました。
一緒に行けことになったきっかけは全国旅行支援が始まりお得に紅葉の時期に行けると彼女を誘ったことからでした。
18歳で入社して30年以上の付き合いになるのに2人だけで旅行するのは初めて。2人で旅行の計画を立てている時から私の気分は京都にいるかのようでワクワク・ルンルンが止まりませんでした。
京都は30年ぶりという彼女のために、年一で京都を訪れている私はユカちゃんに喜んでもらえるプランをプロデュースしてあげたのでした。
ガイドの宿命なのかノープランでの旅行が苦手な2人なので電車の時間やランチの予約にいたるまできっちりと決め込んだ、スタートしてしまえば迷いようもない完璧なプランでした。
ただし、スパルタ添乗員の指示に従うことが絶対という条件付きではありましたが(笑)そうして迎えた11月14日、2人を乗せた新幹線は定刻に京都駅に到着。
ホテルに荷物を預けて女子ふたり旅のスタートです。
1拍2日と短い滞在なのでエリアをしぼって効率よく京都めぐりができるようにして初日は昼に宇治、夜は永観堂のライトアップを鑑賞とお参り。ラッキーなことに例年より1週間ほど早く見頃を迎えた紅葉が私達を大歓迎してくれているかのようでした。
今までは葉っぱが赤くなろうが黄色くなろうが関心がなく花より団子だったのに、この歳になって紅葉の美しさが判るようになった気がします。
その中でも心を奪われたのは永観堂。モミジの永観堂と呼ばれているだけあって出る言葉は素敵♡キレイ♡と褒め言葉ばかり。寒い夜道を歩いた甲斐がありました。
夕食を取りホテルに戻ってからは歩き疲れたこともあり(この日歩いた距離は18km、2日目はなんと25kmでした⁉)ピロートークもなしで眠りに付いたのでした。
2日目は5時起き。東寺さんの生身供(弘法大師さまに朝ごはんをお供えする行事)に参加。朝のピリッとした雰囲気が好きでユカちゃんには無理を言って早起きしてもらいました。
次の東福寺では早朝特別拝観を予約していたつもりが日にちを間違えて予約をしてしまい開門の時間まで1時間並んでの拝観。でも2人のおしゃべりは時間が経つのをまったく気にならず。そして出会えた紅葉の素晴らしかったこと忘れることは出来ません。ランチは錦市場で京都らしくおばんざいセットを頂き、午後から東山方面をまわり八坂神社、知恩院にお参りしこの旅のお礼と帰着までの安全、そしてまた京都に来られるようにとお願いをしました。
今回は全国旅行支援の割引きを受けられたのでいつもよりワンランク上のホテルに泊り、地域クーポンを利用してお土産やお弁当を買うことが出来たのでお財布にも優しい旅行になりました。初めての親友とのふたり旅は想像をはるかに超える楽しさで帰ってきてからしばらくは「あー楽しかった。」が口ぐせになっていたほどでした。いつものひとり旅と違って隣に誰かがいてくれるのはその時々の感激・感動を共有できていくつ楽しいという言葉を並べても足りないほどの楽しさでした。ユカちゃんも今回の旅行を「楽しかった。」と言ってくれていて、次の旅行は6月に計画済で今から楽しみで仕方ありません。急な誘いにもかかわらず付き合ってくれたユカちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです。
また行こうね!!